SUGURU工務店 ブログ 

古民家再生物語 第二章

2015.06.03


木の習性を生かしたシンプルで合理的な構造、
ため息が出る程、美しい…。
見せようとせず、ただ合理的である事。
すなわち「自然と調和」する。
これが美しさの秘密です。
約一世紀の間、この家を支え
家族を支え
時間がたつにつれて、より美しく…
まさに、
「繁栄は美の約束」
長期優良住宅、スマートハウス、低炭素住宅、パッシブハウス…
国が目指す方向は素晴らしい…。
しかし、
僕らが未来へ残すべき物はこういった建物かもしれません。
美しく繁栄する…
未来の為に。









長い間使われていなかったこの建物を蘇らせるべく、
大規模な工事が始まります。

まずは、解体工事。


天井を落とすと黒光りした梁が出現!



キッチンにも。


見事な構造。しかし、ひとつ問題が…。
約一世紀分のホコリや砂が梁にくっついて固まってしまっている。
水ぶきを何回しても汚れは落ちない…。
ボクはこの非常事態に備え用意していた道具がある。

まず、長靴にカッパを装備!
この日はまだ12月、気温は3°しかない為、この装備が暖かい。
新しい道具をセットしたボクは、スイッチを押した!


押し続けた…。

この日の気温は3°…。
気がつくとカッパの中はびしょびしょ。
ボクはこの後、
カッパの機能を過信してしまった為に…
風邪引いた…。
数日間高熱と戦っが、ジェネリックのおかげで見事に回復。
すぐに現場へと戻って工事を再開させた。


床下地


壁下地

サッシ取り替え

新しいサッシをはめているのは、サッシ工事担当の小高君。
高校時代の同級生で部活も一緒だった。
彼は今、缶コーヒーに異常にうるさい。
…。

断熱材入れ+ボード張り












 

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